中国MBAに挑戦した夫婦のその後(仮)

北京大学MBAを修了したサラリーマンのその後や関心を持つようになった中国ビジネスに関する情報について、気ままに記録していきます。

初回授業の感想-1

1stセメスター2週目に入りましたがまだまだリズムがつかめず、働いているころと同じような生活をしています。むしろピーク時を除けば若干ハードでしょうか。

1通り全ての授業を受けたところで、初回~2回目の授業内容や感想をまとめていきます。

本日はとりあえず1つだけ。

1. Financial Accounting

■ 講義形式だがinteractive。講義とケースは半々

基本は、講師が準備したテキストに基づいて講義が展開されていきますが、講師から学生への質問や学生側からの質問などを中心に進めていくため、必ずしもテキスト通りに進んでいくことはありません。過去2回は議論が長引いて、予定の内容を終えるのが結構ギリギリでした(少し端折ってますが)。

MBA特有のいわゆるケースを用いた授業は全体の半分が予定されています。

講師は2年生に聞いたところによると昨年から変わっているようです。

どうやら昨年の講師は学生の間では評価が高くなかったようで、その点をMBAオフィスに伝えて改善を求めたためのようです。

その結果変わった今年の講師ですが、私は1stセメスターで受けている授業の講師の中ではベストではないかと感じています。

なにより、最新トピック(AppleiPhone 5S/5C発表直後の株価の動き、中国シャドーバンキングの話など)を織り交ぜながら議論を進めてくれて、関心を引きつけるのが上手な方だというのが2回目までの感想です。

■ 毎週個人課題とグループ課題が課せられる

講義で扱ったトピック(例えば財務諸表の数字を用いた比率分析など)を実際に使用して知識を定着させるため、実際の企業の財務諸表分析が毎週の課題となっています。

クラスをいくつかのグループに分けグループ毎に調査対象産業を決め、グループで決めた対象産業から各人で調査対象とする企業をピックアップします。

私が所属しているグループは、2人エネルギー関係の企業に勤めていた経験があるため、エネルギー関連の企業を調査することになりました。

その中で私は、日本のエネルギー関連企業をピックアップして調査を進めていくことにしています。

クラスで私が日本人1名のため、日本が特に優秀とされる製造業を調査することが期待されていましたが、それは誰か他の人もやるでしょうしその際に私に質問が来るでしょう。

講義はあくまでこの個人/グループ課題のためにあること、1stセメスターは学校に慣れていないことを差し引いても時間に余裕があること、会計は個人的には絶対に押さえたいパートであることから、個人課題は力を入れていきたいと思います(他に優秀な学生が多く、差別化をしにくい、という点において投下時間あたりの効果=評価は小さいと思いますが)。

■ 会計士は申請すればexemptできる

本講義は会計士であれば当然知っている内容のもの(のはず)ですので、授業を受けても得るものが少ないことから会計士などのバックグラウンドを持っている人は必修科目でありながら自己申告により受講を免除されるようです。

実際にクラスの中では中国で監査業務を行っていた2名は、申請をして受講を免除されています。

ただし講義受けなくてもよい、というだけであって期末に行われるテストは受けなければなりません。

通常、テスト以外に出席や授業への貢献度、プレゼンなどを含めて総合評価されるのですが、受講の免除を受けた人はテストの結果で100%評価が決定されます。

このリスクを嫌って、他国で監査業務を行っていた会計士たちは全員出席しています。

リスクの取り方は人それぞれですので、その辺り各人に今度ヒアリングしてみたいと思います。

上で比較的時間がある、と言っておきながら時間配分、注力の仕方がまだつかめていないために記事を書く時間がなくなってしまったため、続きは次回にまわします。。。