中国MBAに挑戦した夫婦のその後(仮)

北京大学MBAを修了したサラリーマンのその後や関心を持つようになった中国ビジネスに関する情報について、気ままに記録していきます。

授業の感想-4

先週の火曜日(15日)から新しい授業が開始しました。

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7. Marketing Management

■ 内容

各種マーケティング活動について、企業(組織)がどのようにニーズを満たすか、ということを学ぶ(はず)一般的な内容です。

特別なことは何も無いと思います。

初回の講義では特に中国フォーカスを謳っておらず、マーケティング一般論のようです。

個人的にはマーケティングこそ中国にフォーカスすべき科目だろうと思うのですが、、、

■ 形式

ディスカッションです。

資料もほぼ使わず、講師が設定した問いに対して考え、答えながら学んでいく、という方式です。

いかにも欧米の講義っぽい感じがしています(想像ですが)。

講師は若くして教授になっており、私とそう歳は変わらないはずなのですが教授にふさわしい風格を身につけています。

声が小さくかつ早口なのが厄介なところですが。

■ グループ課題

毎週ケースが渡され、それを読み込んだ上で問いを自ら設定してその問いに対して答える形のプレゼンをすることになります。

このチーム編成はくじ引きで行われたのですが、ようやく望んでいたグループワークができそうなメンバー構成となりました。

国籍:中国(2)、ドイツ(1)、韓国(1)、リベリア(1)、日本(1)

男女:男(4)、女(2)

以前の記事で書いた通り、北京大学MBAのクラスでは各講義でグループを編成します。私の場合、現在語学とキャリアを除いて5つのグループを抱えていることになりますが、このグループは色々な刺激を受けるという意味でベストです。

私と韓国人を除くとおそらく全員24-25歳という若さですが、ドイツ人とリベリア人が積極的に(というよりもかなり強引に)ディスカッションをリードしてくれているので非常に助かっています。

特にドイツ人はdual degreeの2年目であり1年のアドバンテージがあるのでこういったディスカッションに慣れているようです。せっかちな性格の所為もあるかもしれませんが、結論を少々急ぎすぎるところがあるのが欠点だと感じていますが、それを差し引いても強引にディスカッションを自分の土俵に持ってくる姿勢は見習うべき点であると思います。

なにしろ私は現在抱えている主要な4講義のうち3講義でリーダー的役割を担うことになってしまい(他にリーダーがいるのですが、全くと言っていいほど調整業務やディスカッションをリードしようという気概がみられないので)、且つ私はマーケティングに関しては全くの門外漢なので、このグループワークは他に任せることができて一安心です。

中国人や韓国人は、この2人の少々強引かつスピーディなディスカッションの進め方に戸惑い、いらだちがあるようですが、これくらいの緊張感を持って進めていく必要がある、ということを理解してもらえればついて来られそうなので問題はないでしょう。

私の先入観なのか、「マーケティング」と言うとどうしてもB to Cビジネスのイメージがあり、P&Gサントリーなどを思い浮かべるので、自分の関心からは遠いというイメージがありました。

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ですが、私がこれまで関与してきたようなある意味特殊なB to Bにおいても「顧客の問題を解決する」という点でマーケティングスキルというのは不可欠なものである、という自覚も持っています。

講師、グループメンバーともに一癖あり、それなりにトラブルもありそうですが(実際、小さいトラブルはありましたが)、それも含めて一番楽しめそうな講義となりそうですので、エンジョイしつつマーケティングとは?を理解するきっかけになればいいと思っています。