中国MBAに挑戦した夫婦のその後(仮)

北京大学MBAを修了したサラリーマンのその後や関心を持つようになった中国ビジネスに関する情報について、気ままに記録していきます。

2ndセメスター前半まとめ-2

前回に引き続き、2ndセメスター前半戦のまとめです。

残りの2科目と課外アクティビティについてです。

4) Decision Making and Operational Management

良かった点としては、Supply Chainに関する基本的なことを学ぶことができたことです。この科目については今までの人生で一度も触れること無く過ごしてきたので、どんな授業でも新鮮に感じることができたと思います。また、この授業では2,3のゲームを通してサプライチェーンの何たるかを実践的に学ぶことができた点が非常に有意義でした。講師がユーモアにあふれた人であることもよかったと思います。この講師は我々のIPPのアドバイザーでもあるため、今後も仲よくしていきたい講師の一人です。

悪かった点としては、アクティビティ以外の授業が数式の説明に偏りすぎていたことです。確かに数式を使うことも必要なのですが。。。数式は自主的に学ぶようにして、もっとケースもしくはゲームの回数をふやすべきではないかと思います。

5) Financial Statement Analysis

良かった点は、財務諸表に関する様々なトピックをおもしろおかしく話す講師の話が聞けたこと、悪かった点は講師の話が長いためどうしても受動的になりがちだったことです。楽に単位を稼げ、面白い話が聞けるという点で有意義でしたが、ほぼリスニングの授業だった気もしないではありません。

2. 課外アクティビティ

1) 普段

今セメスターでは、「中国人と仲良くする」ことを1つの目標としていました。結果としてなぜか男ではなくなぜか女性のクラスメイトとばかり仲よくなってしまいましたが、それでも所期の目標は達成出来たのではないかと思います。

女性とばかりつるむようになってしまったのは、前述のグループ編成にあり、Organizational BehaviorのグループとStrategy Managementのグループで女性ばかりのチームに属しており、かつそれらの授業が午前中にあるため、昼食や次の授業までの空き時間を一緒に過ごすことが多かった為です。

とは言え、その時間を使って中国人の若者(しかも女性サイド)の意見を多く聞くことができました。彼らのキャリア観はやはり同じMBAに来ている者としての共通項を見出せた一方で人生観、結婚観や家庭に求めるものなどは日本人の、少なくとも私のそれとは大きくかけ離れておりなかなか面白いです。

彼ら(彼女ら)と過ごせる時間はもう1ヶ月あるかどうかというところですが、是非とももっと突っ込んで聞いてみたいと思っています。

2) Taiwan Trip

妻のクラスメイトである清華大学IMBAクラスのメンバーと一緒に日本のゴールデンウィーク期間に台湾に行ってきました。8年前に一度台北に訪れたことはあるのですが、大陸に長く居てから台湾に来ると、改めてその違いを感じることができました。

まずは人のホスピタリティの違いです。大陸のサービスで笑顔を見ることはまずありませんが、台湾人はどんな人も笑顔で対応しかつ丁寧にアドバイスをくれます。日本では当たり前のことですが長く中国大陸で生活をしているとその当たり前をこんなに新鮮に感じることができるものとは思いませんでした。

2つめは整然さです。特に交通機関で感じることが多いのですが、列を乱さない、車が交通ルールを遵守するなど、これまた日本では当たり前でも中国大陸では割り込み、車も強引な運転が「ルール」であるためそのルールに慣れる必要があったのですが、その感覚を持ち込むと自分だけが強引な人間に見えてしまうようで、若干気まずい気持ちを感じることがありました。

また、8年前と比較して比べ物にならないくらい大陸からの観光客を見ることができました。前回来たのが2006年だったのですが、その2年後の2008年に中国-台湾間で観光に関する規制緩和に合意されたための様ですが、どこに行っても大陸の人を見かけました(妻は彼らの話している言葉で大陸人か台湾人かを識別できるようですが、私は雰囲気や服のセンスなどでなんとか判断していました)。

今セメスターも残すところ7週間です。

そろそろ別れの季節が近づいてきている為か、最近は特に飲み会やパーティ、旅行などのイベントが増えてきて、授業が減ってもまだまだ忙しい日々は続きそうです。