中国MBAに挑戦した夫婦のその後(仮)

北京大学MBAを修了したサラリーマンのその後や関心を持つようになった中国ビジネスに関する情報について、気ままに記録していきます。

3rdセメスター授業確定

さる9/7(日)にadd/drop periodが終了し、今セメスターの授業が確定しました。

3rd semester

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11月末までの14週間が3rdセメスターとなります。

当初、ネゴシエーションや組織系の科目を取ろうと考えていましたが、せっかく香港に来たのでファイナンス系をとらないわけにはいかないことと、違った視点で中国を眺めたい、と考えて次の3つと中国語のクラスをとっています。

1) Managing Supply Chain in China

文字通り、中国のサプライチェーンに特化した授業です。

ざっとシラバスを読む限り(ちゃんと読んでないのがよくないのですが)、中国国内のサプライチェーンというよりも、中国企業サプライチェーンと捉えた方が良さそうです。

初回のケースも中国企業日系企業とすすめてきたOEMを継続すべきか否か?みたいなことがテーマになっているようです。まだ読みかけですが。

講師の英語のレベルは普通ですが、中国かなり知ってる感は初回の授業を聴いてなんとなく伝わってきました。

広い中国でインフラが日本と比べると整備されていない環境では、やはり物流はビジネスの肝となるはずだと私は考えています。実際中国の物流費は、人件費のアドバンテージを除くと先進国と比較するとあまり大差ないようです。この授業通常は夜行われるのですが、1回だけ朝から深圳に工場見学にも行けるので、1つでも多くの中国企業を見てみたいと考えている私にとっては願ったりかなったりの授業です。

2) Strategic Management

ここ(土曜午前)では当初MSc(Master of Science)のマーケティングの授業を取ろうと思っていたのですが、授業選択の優先順位がMSc生>MBA生で、私はwait listに入ってしまいました。そのため代わりに選んだのがこの授業です。

この授業、当初は中国系の講師が担当だったのですが、直前になって牧野教授という日本人の方に代わりました。まさか香港で日本人教授の授業を受けるとは想像していなかったので、これもご縁と思いこちらの授業を選択することにしました。

私は当初、この授業を「戦略」の授業と勘違いしていましたが、よくよく考えたら「戦略的マネジメント」なので、全ての知識を総合的に活用する授業で、結果論ですが1年目に学んだことを2年目活かすという意味で今受けるのにふさわしい授業かな、と思っています。

3) Corporate Risk Management

香港に来たからには(苦手でも)ファイナンスを、と思って選択したのがこの授業。

ただ第1回目の授業では、教授は「ファイナンスの知識も使うが、目的は企業がどうやってリスクに向かい合うかであるので、ファイナンスだけではない」とのことでした。

私はファイナンススペシャリストになるつもりは全くないのでその方がいいのですが、初回の授業に参加した学生の中にはfinance orientedな授業を期待していたような雰囲気もあり、彼らは直前でdropしたかもしれません。

4) Chinese Language

CUHKは非常に有名な語学センターを有しており、質の高い語学教育を提供してくれることで高い評価を得ている、と聞いていました。香港では広東語が広く使われていますが、まだ普通話もままならない私が広東語まで勉強し始めると1兎も得ない状態になるので、ここでも普通話を学びます。これ以外にも同じクラスを取っている本土学生と多く知り合いになったので、彼らとはなるべく中国語で話し、チャットするように心がけています。

以上が11/22までの授業で、この後に実は、11/23から「Business Field Study - Mainland China」というスタディトリップを入れました。目的地は上海と蘇州で、前回のシラバスを見た限りでは多くの企業訪問をが組まれているようです。同様のスタディトリップが北京大学の冬休み期間にもあったのですが、残念ながら私は(旅行していたため)参加できていませんでした。

詳細はまだ未確定のようですが、1週間のスタディトリップで何と「2 credits」もらえてしまうという超オトクなコースとなっています(北京大学では1credit)。

ただ現地での企業訪問が目的というよりも、ここに参加する学生とのコミュニケーションを強化することが目的で、ざっと聞いたところ多くのインド系学生が参加するようなのでこれは是非是非参加しておくべきだろう、と判断しました。

授業が本格的に始まった後、詳細な感想を述べたいと思います。