中国MBAに挑戦した夫婦のその後(仮)

北京大学MBAを修了したサラリーマンのその後や関心を持つようになった中国ビジネスに関する情報について、気ままに記録していきます。

授業以外でのMBAっぽい勉強について-1(交渉術)

10月に入ってからまだ2回目の更新だということに気付きました。

今月はベトナムに行ったり、その後両親が香港に遊びにきてそのアテンドをしていたりと色々書く事はあるのですが、書く事があるという事はそれだけ書くための時間も無い、ということで、少し油断をしていました。

と言いながら、今回は授業以外でMBAっぽい勉強について書いてみたいと思います。

既に述べている通り、今セメスターは3つ+語学をやっていますが、それ以外にも残された1年を使って少し掘り下げてみたい分野があったので、それらは独学で知識を増やしていこうと考えています。

具体的に私が取り組もうとしているのは、「交渉術」、「プレゼンテーション」、「リーダーシップ/組織論」、「地政学」の4つです。これらはMBAの授業としても提供されているのですが、何となく教え方が合わなかったり時間割が都合が良くなかったりで結局取っていないので、使用されている教科書や日本の書籍などを参考にしながら実践で試していきたいと考えています。

現在、交渉術から取り組んでいます。

特に中国にいると、交渉の重要さを実感する事が度々あります。値段の交渉だけでなく、タクシー乗るのにも目的の場所に連れて行ってくれなかったり、サービスが行き届いてない事をわからせたり、、、後ろ2つはは当たり前の事を当たり前にするだけの事だろ、ということかもしれませんが、そんなことを言っても始まらないので交渉するしかありません。しかも伝わらない言語で。

生活だけでなくビジネスをする上でもこの「交渉術」というのは知識として頭に入れておく必要があり、それらをうまく引き出す事ができるよう訓練が必要だと思っています。

現在読んでいる本は、以下のものたちです。


ハーバード流交渉術 (知的生きかた文庫)ハーバード流交渉術 (知的生きかた文庫)
(1989/12/19)
ロジャー フィッシャー、ウィリアム ユーリー 他

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決定版 ハーバード流“NO”と言わせない交渉術 (知的生きかた文庫)決定版 ハーバード流“NO”と言わせない交渉術 (知的生きかた文庫)
(1995/05)
ウィリアム ユーリー

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上記2つはあまりにも有名な交渉術のバイブルともゆうべきでしょうか。他の本でもほとんどこちらを参照しているような気がします。とはいえ、2冊で600ページを超えるボリュームでかつ若干重たいのでじっくりと腰を据えて読む必要があると感じています。

そこで、予備知識としてより軽めの本を数冊読んでいます。


交渉術・究極のスキル ブライアン・トレーシーの「成功するビジネス」 (角川SSC新書)交渉術・究極のスキル ブライアン・トレーシーの「成功するビジネス」 (角川SSC新書)
(2014/05/15)
ブライアン・トレーシー

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長年に渡ってコンサルタントとして活躍されてきており、かつ講演者としても有名な方です。「ハーバード流」と異なり、著者の実体験をまとめたものなので、より身近に交渉術を感じることができました。


交渉プロフェッショナル (NHK出版新書 417)交渉プロフェッショナル (NHK出版新書 417)
(2013/10/08)
島田 久仁彦

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職業を「国際ネゴシエーター」と称している著者は、大学卒業後から国連の紛争調停官として世界の紛争調停に関与しています。最近は環境交渉を中心に活動されていた様です。年齢も近い著者の深い洞察や親しみやすい文章に感心しながらも、政治が関与するような舞台の裏側で行われる交渉がリアルに伝わってきて、よいケーススタディになりました。


武器としての交渉思考 (星海社新書)武器としての交渉思考 (星海社新書)
(2012/06/26)
瀧本 哲史

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こちらは以前買って一度読んだと思ったのですが、ほとんど記憶に残っていなかったので(別に悪い本というわけでなく、私が雑に読んだので)改めて読み直してみたいと思った本です。

入門書っぽいのが並んでしまいましたが、交渉術は個人的には実践に依るところが多いと思うので、多くのケースを集める事が重要かな、と思っています。ですので、これらを読んだ上で人と話をする際には意識しながら術を磨いていきたいと思っています。