中国MBAに挑戦した夫婦のその後(仮)

北京大学MBAを修了したサラリーマンのその後や関心を持つようになった中国ビジネスに関する情報について、気ままに記録していきます。

CUHKまとめ-1

本日、Field Business Studyのまとめセッションが行われ、個人レポートを提出して無事にCUHKでの交換留学プログラムは完了となります。残り1週間となった香港ライフを惜しみつつ、4ヶ月に渡った香港滞在をMBA生らしくMBAを中心に振り返りたいと思います。

CUHKをMBA留学先に考えている方にとっても、フルタイム学生の視点でなく別の視点を提供できれば幸いです(とはいえかなり個人的な見解となりますが)。

振り返りは以下の3点で行ってみます。

1. 授業(および教授)について

2. クラスメイトについて

3. CUHK関連の課外活動について

今回は1.についてです。

1. 授業(および教授)について

私が今回選択したのは、Study tripを除くとCUHKにおけるCore course1つとElective2つです。

いずれも夜間および週末の授業でつまりはパートタイムMBA生が多くを占めていました。

フルタイムで参加していたのは12ヶ月で修了しようと考えているアグレシッブな学生たちです。

授業の中身に触れるためには、多少はクラスメイトのことにも触れる必要があるので少し触れますが、私が出ていた授業は3つのうち2つはケース中心であり、授業中のディスカッションが多く求められるものでした。

2つの講師ともファシリテーション能力はまずまず良好で、ある程度論点が出尽くすまでは学生同士に議論を任せてくれます。

特にインド人学生はどこのMBAでもそうだと思うのですが、とにかく前に出たがりです。

でもその割には議論を主導するような決定的なポイントを提供することはまれで「いつまでしゃべってんだ」と思うこともありますが、それでも議論を任せてくれます。

そんな中で講師は我々の議論で足りない視点があれば補足してくれますし、ファシリテーションは良かったと思っています。

扱っているケースは、1つのクラスではほぼ全て中国・香港・台湾関連のケースであったのに対して、もう1つの方では比較的古典的なケースを扱うことが多かったので、その点では基本を押さえるという点では良かったのかもしれません。

ただ、最新ケースもしくはCUらしく中国にフォーカスしたケースを中心に扱ってほしいところでした。

もう1つの授業は講義が中心であったため比較的単調になりがちでしたが、要所要所で授業時間内のグループワークが設けらえており、ここで授業内容を使うことで知識の定着を図ることが意図されているようでした。

実際、この授業だけ期末試験が課されていたのですが、真面目にグループワークに取り組んだ点についてはしっかりと回答できたと思っています。

その点で、教授の意図は正しく作用したものと思っています。

教授そのものですが、3人とも非常に人当たりがよく気さくなので授業時間外にも話しやすかったのが良かったです。

というのも、彼ら3人とも我々1人1人の学生の名前を全て覚えており、授業時間内外において我々を呼ぶ時には名前で呼ぶからです。

これは北京大学ではほとんどなかったことです。

今後彼らの専門領域で何か困ったことがあった時には気軽に質問できそうな気がしています。

また、忘れられないためにもkeep in touchしておく必要があるでしょう。

というわけで、3人とも特別にすごい!!という印象を我々に与えたわけではないのですが、親しみやすくかつ貴重なインサイトを提供してくれたという点においては必要十分であり、ここでとった3科目については間違いではなかったな、という印象です。

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