中国MBAに挑戦した夫婦のその後(仮)

北京大学MBAを修了したサラリーマンのその後や関心を持つようになった中国ビジネスに関する情報について、気ままに記録していきます。

大型連休突入

中国は昨日10/1が国慶節という建国式典が行われた日、いわゆる「中華人民共和国の成立が宣言された日」として国民の祝日に定められており、この日から1週間の大型連休に突入します。

こちらでも「Golden Week」と呼ばれています。

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この大型連休、中国はつくり方が特殊で「国慶節前後の土日と振り替えて連休を作っている」のです。

今回で言うと、9月29日は日曜日で休みなのですが、この日は各企業通常営業を行っています。

前後の休みを入れ替えて大型連休を作ることで旅行を中心とした消費を促そうという発想は日本の”ハッピーマンデー”と同じです。

ただ日本の場合は振り替えているのが祝日であり、元々その日に定めた意味があったはずなのですが、今は形骸化していると判断されたのでしょうか。。。(例えば体育の日を他の日に替える、なんて言うのはそもそも祝日に設定した根拠が既にないがしろにされている気もしますし)

日曜を振り替えている中国の方がリーズナブルな気がします。

ともあれこの大型連休中、多くの中国人は国内外に帰省・旅行に出かけ、今年は4億人以上がこの期間に移動するそうです。

移動に1人平均1,000元消費したと仮定しても4,000億元(6兆円以上)を超える経済効果があります(実際は海外旅行者が平均をぐっと引き上げるため、経済効果は遥かに大きいように思います)。

全人口の約1/4、日本の全人口の4倍が移動する訳ですので、道路、鉄道などの交通機関をそれはもうバタバタしていることでしょう、と思いきや、ミクロ視点で見るとそうでもなかったりします。

クラスメイトの中国人でも帰省をしない人間も1/3近くおり、私が通っている中国語学校(大学以外で通っています)の先生も「都会の人間は帰省、海外旅行に行き、地方の人間は都会に集まる。結局どこに行っても人が多すぎるからおとなしくしている」と言っていました。

少なくとも私が住んでいるあたりはいつもよりも人が少なく街が閑散としている印象を受けます。

一昨日の朝は、いつもよりも地下鉄のラッシュ具合が緩和されていたようにも感じました。

これは、都会の方は早めに休暇に入り旅行に出たため通勤ラッシュがなかったこと、地方の方の多くは10/1に都心へ移動を開始するため、ちょうどエアポケットに入っていたのではなかったためではないか、と想像しています。

9月末からはPM2.5濃度で200μg/m3を超え、視界を遮る程濃いPM霧がかかっていたのですが、それも昨日には解消されました。

交通量減少に加え上空の風向きも味方したのか、はたまた多数の北京に来る観光客に天が配慮したのか、中国人の日頃の行いがいい為なのか、、、

この状態は国慶節休暇中は続くとのことです。

前回の記事の通り、私は本日から上海に来ています。

上海は商業都市であり北京のような世界遺産を多く抱えた都市ではないため逆に観光客は少ないだろう、と勝手な憶測をして来たのですが。。。

努力致しますがネット環境なども不明であり、そのため次回とその次の記事更新が遅れる可能性があります。