中国MBAに挑戦した夫婦のその後(仮)

北京大学MBAを修了したサラリーマンのその後や関心を持つようになった中国ビジネスに関する情報について、気ままに記録していきます。

忙しさの原因分析

前回記事にしました通り、「忙しくない」と諸先輩方から聞かされていた北京大学MBAですが、最近はコンサルタントとして働いていた時並のワークロードが続いています。

この原因について、今回はグループワークに焦点を当てて考えてみました。

結論は、「やっぱり悩みはどこに行っても人間関係」ということです。

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1. グループ編成

以前も書きましたが、現在週7コマのうちグループワークをするものが5つあります。

これらのグループは1つを除けば指導教官によりグループ分けされたものであり、各科目によってグループが異なります。

5つの異なるグループを抱えてスケジュール調整をするのは難しく、ミーティングが持てないのでやむを得ずメールでのやり取りになります。

必然、直接コミュニケーションするよりも多くの時間を割かなければならず、効率は会って直接話すよりも数段落ちてしまいます。

2. グループメンバー(やる気なしケース)

自分のことを棚にあげて言うのは良くないですが、私が抱えるグループワークでグループメンバーがほぼ全員仕事をしてこないグループがあります。

「XXまでにこれをこんな感じに仕上げてこよう」と決めても全くやってこないし、ミーティングのスケジュールを決めても集まらず、集まったとしても何も決まっていないうちからそわそわして帰ろうとしてしまいます。

英語は私よりもうまいので話すのが苦手というわけではなく、完全にやる気の問題です。

日本人同士の仕事ではあまり起きない(私が遭遇したことがほとんどない)ことですが、エンジニアリング会社勤務時代には結構経験していました。

それでもこの手の問題の解決方法は難しさを感じています。どうやったらやる気を出してもらえるか、(もしくは仕事のしてくれるか)、中国人のモチベーションを引き出す為には、金銭以外ではどうやったらいいのか、日々考えています。

3. グループメンバー(やる気ありすぎケース)

2.とは逆にやる気がありすぎるのも少々厄介です。

以前記事にしましたマーケティングのグループワークは多彩なメンバー構成なのはいいのですが、グループワークのイニシアチブを取るドイツ人(デュアルディグリーの2年生)のグループメンバーに対する要求が高すぎ(と言っても私からみたらこれぐらいでも良いだろう、と思うのですが)、他メンバーがうんざりしてしまっており、講義が始まったばかりでこれから2か月弱続くグループワークをうまくやっていけるのか?少々不安です。

特に中国人の女の子(10歳近く年下!!)の2人は「ドイツ訛りの高速英語」+「ビジネス経験不足によるディスカッションへの貢献の難しさ」に悩んでいるようで、グループワーク後に食事をしながら直接本人には言えない意見などを聞いています。

彼女たちの言い分には「とにかく議論の展開が早い」、「ドイツ人と同じ働き方を求めるな!!(ハードワークしすぎ)」など色々あるのですが、これから中国ビジネスを担っていく彼女たちの為には、世界ではこのような働き方を是とする国柄もあることを知ってもらい、この場で経験しておくことは貴重なことである、ということをわかってもらえるようにしたいと思っています。

というわけで、仕事の忙しさの原因や悩みははどこに行っても9割近くが人間関係です。

私は中国人とビジネス上関係をもったことが無いので、「多国籍グループワークにおける中国人の出方」についてはよく観察していきたいと思っています。