中国MBAに挑戦した夫婦のその後(仮)

北京大学MBAを修了したサラリーマンのその後や関心を持つようになった中国ビジネスに関する情報について、気ままに記録していきます。

2ndセメスター 授業概要

またしてもセキュリティがどうとかいう問題で全くログインができませんでした。。。

ずいぶん間隔が空いての更新となります。

既に2ndセメスターも4週目に突入していますが、現在履修している科目について概略を紹介したい思います。

1. Organizational Behavior

組織運営に関する授業です。

個人的にはこの授業が一番興味深いと感じています。

具体的なサブジェクトは人のパフォーマンスをどう評価するか、優秀な人材をどうキープするか、文化にどうフィットさせるか、「关系」は。。。などです。

私は今の所起業をするつもりはなく、どちらかと言えば大きな企業で大きなプロジェクトに関わっていきたい、と思っており(この先どうなるかはわかりませんが)、この授業でのケースは大企業のケースが多く取り扱われているので、経験上当てはまると思うこともあるし、抽象化するとそういう風に言えるのか、と納得することが多い授業です。

さらにこの授業ではチームプロジェクトが課され、そのためのチーム編成は自由だったのですが、このチームが「男一人、女5人」と素晴らしく偏ったチームになってしまいました。

他のクラスメイトがどう思っているかは知りませんが、この環境(美人の若い女性だけのチームで仕事する)ことは生涯二度とないはずなので、十分にエンジョイしたいと思います(いずれ顔を伏せた状態で写真を紹介することもあるかと思います)。

2. Corporate Finance

内容はタイトルのままで、教えるのはMBAのAssistant Deanという偉い人が教えています。

その教授曰く、本来この授業は2つに分けるだけのボリュームがある、とおっしゃっていました。その通り、これまで4回授業を受けましたが私は早くも内容を見失いつつあります。。。

だったら2つに分けてくれよ、と言いたいところです。

この授業のチームは教授によりランダムにアサインされ、特筆すべきことはありませんでした(フランス人、韓国人x3、私)。

3. Strategy Management

戦略の授業です。

「良い戦略、悪い戦略(Good Strategy, Bad Strategy)」の著者であるリチャード・P・ルメルト氏の教え子である教授が教えています。この教授は次学期からヨーロッパの大学に移るそうで我々の授業が北京大学MBAで教える最後の授業となるそうです。

基本はケースを基にしたディスカッション形式です。

予めスタディチームを組成して準備をしてきて、授業で当てられたチームが最初の説明を行い、それに基づいて議論を進めていく、という形を取っています。

面白かったのは、誰も「プレゼン資料を用意しろ」とは言っていないにも関わらず、前セメスターのマーケティングの授業で私と同じチームだったドイツ人のいるチームはプレゼン資料を大量に用意して(しかもこの先数個分の)自信満々で臨んだのですが、教授から「そんな資料は必要ない」と一刀両断されたことです。それがショックだったからなのか、準備万端にも関わらず発言回数が減っていきました(もしかすると、ケースの分析自体が正しい方向では無かったのかもしれませんが)。

この授業のスタディチームは、当初前述のOrganizational Behaviorと基本構成は同じく「私+美人5名」で、私はそれに更に女性メンバーを加えて(7人が基本構成だと言われたので)やろうと思ったのですが、それを知って知らずか割り込んできた男2名がおりました。。。加えて美人5名のうち1名が脱退するハプニングなども加わり、最終結果は「男4名、女4名」という半々(それでも他のチームからすれば多いのですが)の構成になってしまいました。。。

4. Operational Management

サプライチェーンマネジメントを中心とした「判断」をするための材料を整理するための授業です。

ビジネス小説「ザ・ゴール」が推奨課題として挙げられている、と言えば大方の人は内容を察して頂けると思います。

進め方は講義少々、演習+ディスカッションが大部分でまあまあ飽きの来ない内容です。

この授業のスタディチームは教授によるランダムセレクトだったのですが、ここでついにクラスで一番「やりにくい」とされる人物と同じチームになりました。。。

今のところは噂される「やりにくさ」を感じることは無いのですが、影響はディスカッション岳でなく彼の作るアウトプットの質(しかも英語の質)に問題があるようなので、このあたりは気をつけなくてはならないようです(すでに1つ出してしまいましたが)。

この分野、私は非常に関心が高くElectiveの授業でも取ろうと思ったのですが、残念ながらそちらの授業は人数がそろわなかったため開催されませんでした。そのため、次の授業をElectiveとして取っています。

5. Financial Statement Analysis (Elective)

MBAのCo-Directorであるアメリカ人教授(元PwCのパートナー)教えている授業です。

中国に20年近く住んでいることから変わり者であることには間違いなく、話も非常にユーモアに富んでいます。

また英語ネイティブの教授だからでしょうか、この授業を選択しているのは圧倒的に欧米系の学生(主にExchange Student)が多いです。

授業の進め方は、会計の授業で習う基本的な項目の復習に加えてチームに課せられた「中国企業の財務諸表分析」のプレゼンが中心です。

この5科目に加えて、さらに「Case Study on Corporate Finance」の授業に座っているので、結構ハードな2ndセメスター前半戦となりそうです。