中国MBAに挑戦した夫婦のその後(仮)

北京大学MBAを修了したサラリーマンのその後や関心を持つようになった中国ビジネスに関する情報について、気ままに記録していきます。

2ndセメスター後半まとめ

2ndセメスターが終了してからずいぶん時間が経ってしまいましたが、ここからしばらく、2ndセメスター後半の振り返りと、今年1年間の振り返りをしていきたいと思います。

本来もっと早くすべきだったと思うのですが、、、突然やろう、と思ったのにはそれなりの理由がありまして、それはこの振り返りの最後に述べることにします。

今回は2ndセメスター後半(5月-7月上旬)の振り返りです。

1. 授業

前半の授業については、こちらこちらでまとめています。

後半はIPPを含めて2科目だったので、実質授業は1つでした。

6) Business Beyond Profit in China

題の通り、中国における非営利法人(NPO)に関しての学びです。今までの中で一番中国色が強い科目でした。教えていたのはアメリカ人でしたが。。。

良かった点は、全講義ケースだったので全部で10の中国におけるNPOの成功/失敗事例について多くを学ぶことができたことです。また、ほぼ各回ゲストスピーカーがやってきてそれぞれが所属/運営するNPOの実例を紹介してくれたことです。特に印象に残っているのは、雲南省でコーヒー農園を営んでいるアメリカ人のスピーカーと、中国で30年以上環境関連のコンサルをやっているアメリカ人女性です。彼らはすでにNPOの経営者として成功しており、かつ外国人である点が興味深い点です。

悪かった点としては、プレゼンがあまりに多く、そのためにディスカッションが薄まった点です。

この講義では各回予め分けられたグループでケースに関して与えられたお題についてプレゼンをするのですが、そのプレゼン時間は3分と短いため各グループ1人で行います。すると何が起こるかというと、各回プレゼン担当以外はケースを読んで来ないどころか授業にも来なくなり、最後の方に出席していたのは受講者の半分くらいといった状況になりました。また、全部のグループのプレゼンに1時間近く割かれるために、議論の時間が足りない、といった問題点もありました。そもそも5月末まで授業があったために学生、特に中国人はインターンをしている学生が多く、授業にそもそも来れないといった事情もあります。インターンを推奨するのであれば、もう少しスケジュールをなんとかしてほしいものです。コンテンツとしては非常に面白いのですが、その辺りの詰めの甘さがこの大学の特徴であると理解してきました。

7) IPP (Integrated Practicum Project)

こちらは以前別で振り返りを行っているので、ここでは割愛させていただきます。

2. 課外アクティビティ

1) 普段

授業は1つ(週2回)でしたが、その間にIPPを進めていたことと、さらに2つ別のプロジェクトを並行して進めていましたので、それなりにやることはあった、と思っています。

1つは、日系建材メーカーのリーダーシッププログラムに、中国の大学に通うMBA生として参画しており、その中で同社の中国マーケットへの参入方法について検討し、提案するというプロジェクトを進めていました。このプロジェクトは北京大学清華大学の全学生に対して公募がかけられているもので、スポンサーによるインタビュー(という名のプロポーザル)によって参加できるグループが選定される、というものでした。通常のケースコンペとは異なるのですが、一応報奨金はでました。

私はクラスメイトの仲のいい女の子の1人に声をかけられて参加を決意し、もう1人私と仲のよい中国人(国籍はカナダ)に声をかけてチームを編成しました。

本件に関しては、どこかで忘れないうちに別でまとめてみたい、と思っていますが、秘密保持契約の関係でどこまで書けるかどうか不明です(なので、今までも記事にしませんでした)。

もう1つのプロジェクトは、大学ではなく知り合いを通じて参加させていただいているソーシャルウェブプロジェクトです。このプロジェクトは、「日中関係を草の根活動で改善していく」ことを目的としたもので、中国人が日本人を、日本人が中国人をそれぞれ自分の国の言葉で紹介していき、それぞれの国の人たちの、マスコミでは伝わらない「本当の姿」を伝えていっています。震災直後から始まったこのプロジェクトに、私も参加させていただいており、この7月から連載がスタートしました。私が紹介する中国人はもちろん、クラスメイトの中国人です。彼らはどんなバックグラウンドを持っているのか、これから何をしたいのか、日本についてどう思っているか。。。など、クラスメイトだからこそ聞くことができた「本音」を伝えられれば、と思っています。

2) パーティ

3) Farewell

これらについては、以前の記事(こちらこちらなど)で紹介しました。夏休みに入り既に新しい土地に移り住んだクラスメイトもおり、もしかするともう二度と会わない。。。なんて考えると、FacebookなどのSNSでつながっているとはいえ寂しさを感じます。

というわけで、後半の2か月は、プロジェクト3本とクラスメイトとの交流にもっぱら時間を割きました(あと中国語も当然)。

次回は、この1年間を改めて振り返ってみたいと思います。

昨年の今日、2013年8月3日に私は北京に来ました。今日から北京生活2年目が始まった訳です。

残り11か月(2015年6月末卒業なので)となり既に折り返し地点を過ぎた今、これまで何を得たのか棚卸しをしてみたいと思います。

これには1週間程度かかるかもしれないので、次回の更新は来週を予定しています(とはいえ、最近更新頻度がめちゃくちゃなので。。。)