中国MBAに挑戦した夫婦のその後(仮)

北京大学MBAを修了したサラリーマンのその後や関心を持つようになった中国ビジネスに関する情報について、気ままに記録していきます。

1stセメスターの授業確定

前回の記事の通り登録・入学式が先週行われ、今週はゆるく各種オリエンテーションが行われていました。

そうこうしているうちに今週から授業開始。

ここからが本当のMBA生活です。

1. 1stセメスターの授業

先日、1stセメスターの授業が確定しました。

1週目から5週目までは以下の通りです。

1st semester-1

↑クリックすると拡大します。

6週目からまた授業が追加されるのですが、それは機会を改めて紹介します。

■ 講座の印象

ご覧の通り、1stセメスターはどこの大学でも学ぶような内容のものが並んでいます。

MBA教育の目的がマネジメントを養成することであり、マネジメントの仕事が判断をすることであることを考えれば、これらのことを知って判断すべし、というのは至極当然の気もします。

講義案内を読む限り、やはりどの講義も中国企業の実例を用いた説明や、中国企業のケースを使ったディスカッション、中国企業に関するリサーチプロジェクトなど、中国にフォーカスした内容となる模様であり、この辺りは大学側が私の期待に応えてくれるものと信じています。

■ スケジュールの印象

1stセメスターはコアモジュールのみなとは言えかなり緩い、という印象を受けます。

とはいえ、基本的な部分を大学で学びあとは自分で色々調べながら深掘りしていきたい(と今時点では思っている)私としては、これくらいの方が性に合っている気もします。

また、この期間を利用して中国語のレベルをゼロから(一気に)引き上げたいと思っていたので、ちょうどよいのかも知れません。

■ その他

各教授、教授をサポートするティーチングアシスタントから講義の準備に関するメールが相次いで送られてきています。

特に印象的なのは”Statistics”の教授からのメールで、要約&意訳すると、「統計学というのはMBAの授業の中でも根幹をなすものだ。厳しくいくつもりなので覚悟するように」という感じです。

私は理系でかつ分析を専門としていた割には高度な数学は苦手なので、かなりの不安があります。

2. 清華大学の1stセメスター

一方、妻の清華大学の方は結構授業が詰まっている様子です。

北京大学では2ndセメスターで取る内容が1stセメスターの授業に組み込まれているなど密度が濃くなっています。

従い、授業以外に自分で何かを勉強することはほぼ不可能の様に感じます(幸い、私と異なり妻は中国語の勉強が不要です)。

印象としては「義務教育」という感じであり、スパルタ教育により基本を徹底的に叩き込む、というスタイルでしょうか。

明らかに上述の北京大学のスタイルとは大きく異なります。

さらに、オリエンテーション期間中にも関わらずケースコンペや企業へのコンサルサービス提供などの活動も入ってきており、かなりインテンシブな印象を受けます。

2つのプログラムの違いは、始まるとより鮮明になるはずですので、また機をみて報告します。

という訳で、2年間(実際は7月末終了なので22か月)の長く短い旅がいよいよ本格的に始まりました。

中国に来て1か月が経ち少々慣れてきて気が緩んでいるところもあるので、こういった節目を意識して気を引き締めたいと思います。

次回以降、初回の授業の感想を記事にする予定です。