中国MBAに挑戦した夫婦のその後(仮)

北京大学MBAを修了したサラリーマンのその後や関心を持つようになった中国ビジネスに関する情報について、気ままに記録していきます。

1年間のまとめ-2

今回は学外での活動についてまとめます。

2. 課外活動

1) 活動内容

- 中国語

これが一つの大きな目的で、所期の目標は「HSK 5級をとる」ことでした。HSKとは「Hanyu Shuiping Kaoshi(汉语水平考试)」の頭文字を取ったもので、国際的な中国語検定です。1級から6級まであり、6級が一番難しくなっています。HSKの定義に従うと、5級というのは「中国語の新聞・雑誌を読んだり、中国語のテレビや映画を鑑賞したりでき、中国語を用いて比較的整ったスピーチができる。2,500語程度の常用中国語単語」くらいのレベル、とあります。

結果は、、、5級どころかHSKを受けるに至りませんでした。理由は明白で、1) 思いのほか授業や課題、グループワークに時間をとられたこと、2) 1)のせいにして勉強をさぼったこと、3) 目標が高すぎたこと、です。特に5級の難易度を見くびっていたことは否めません。現在は地に足をつけて4級の勉強をしており、あわよくば年末までに5級取得といきたいところです。


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(2014/01/31)
株式会社スプリックス、国家漢弁/孔子学院総部 他

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- コンサルティングプロジェクト

MBAと言えば、ケースコンペ。なので、何か1つケースコンペに参加してみたい、と思っていました。

以前記事にもしましたが、講義の一環であったIPP(Integrated Practicum Project)とは別に、同じ時期に日系企業のリーダーシッププログラムへの参画というかたちでコンサルティングプロジェクトをやっていました。ケースコンペとは違うのですが、企業の教育プログラムに参加させていただくことができ、これはこれで貴重な経験ができました。なにしろ対象企業の副社長の話を聞く事もできたのですから、実際のコンサルティグプロジェクトさながらです。詳細は以前も書きましたが秘密保持契約があるため、割愛することにします。

- ソーシャルウェブプロジェクト

平たく言えば、「日中関係改善草の根活動」プロジェクトで、マスコミが伝えない中国人のリアルな姿を伝えていこう、というプロジェクトで、私もこの7月からストーリーテラーとして参画させていただいています。具体的にはクラスメイトの中国人にインタビューをして、彼らの生い立ちや将来の夢、日本について思う事などをありのまま伝えていく、という内容です。このインタビューを通じて、それまで普通に話していたクラスメイトの真実を知る事ができたこと、このブログ以外に自分の言葉を発信する場を得た事は貴重な経験です。

2) 交友関係

学外での交友関係は、何と言っても清華大学のクラスメイトでしょう。これこそが夫婦で同じ時期に同じ場所で別の大学に通うメリットであると考えています。恐らく7-8割は既に面識あり、そのうち10名程度はパーティしたり郊外に出たりボードゲームで遊んだりといろいろ交遊させてもらいました。こういった”weak tie”と呼ばれる関係を多く持つ事もMBAでやっておくべきことの一つだと思います。

反省点は、MBA以外で日本人と交流する機会をほとんど持てなかった事です。MBAの中で交流関係を完結させてしまい、在中の日本人の方とはほとんどお会いすることがありませんでした。これは推測ですが、きっと海外に出ている日本人同士の結束というのは日本にいるときよりも固いものなのではないかと思うのです。それが中国ともなればなおさら。2年目はより多くの在中邦人とお知り合いになる機会を作ります。

3) その他イベント

メインは旅行です。目標は「中国全省をまわる」ことですが、ここまでまだ四川省成都)と陝西省西安)にしかいけていません。クラスメイトは結構いろいろ旅行をしているので、私は時間の使い方がうまくなかった(もしくは課題に対する割り切りが足りなかった)のだと思います。2年目は時間の許す限り中国国内をまわりつくすことが目標です。

中国国外では、ネパール、マレーシア、シンガポール、アメリカに行ってきました。アメリカはスタディトリップで行っているので課外活動ではありませんが。クラスメイトの多くがアメリカ、カナダに行ったので、彼らに会いに行くために一度は北米に行く事になるでしょう。

以上、振り返ってみると来る前にはやりたい事はたくさんあったけれど、1年振り返ってみると意外とできてないことが多いことに気づかされます。

かといって別にぼーっと過ごしてきたつもりもなく、それなりにやることはやったと思っています。従いこれからは「やらないこと、やりたくないこと」をはっきりと決めること、まさに時間管理の技術を磨き上げることが残った時間でやるべきことであり、達成感を得るための方法であると再確認した次第です。

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