中国MBAに挑戦した夫婦のその後(仮)

北京大学MBAを修了したサラリーマンのその後や関心を持つようになった中国ビジネスに関する情報について、気ままに記録していきます。

Field Business Study in Mainland China報告-3

イレギュラーですがField Business Studyについて、本日も更新を続けます

2日目(火曜日)

1) Suzhou Good-Ark Electronics 苏州固锝电子股份有限公司

今回回ってきた企業の中でも最も特殊な企業でした。

前日の德胜が「従業員を最大限に幸せにすることが企業価値を高める」という姿勢であるのに対して、こちらは「従業員にルールを守らせることが企業価値を高める」というものです。正確にはルールを守ることが従業員にとってもいいことである、という信念に基づいているので、「従業員」を大切に考えているという点で言えば同じなのかもしれませんが、この企業は非常に極端でした。

企業は基本的に「孔子」の教えを厳しく守っており、大きな会議室には孔子の絵がかけられており、スピーカーが話し始める前には孔子に対して3礼をしてから話し始めていました。また、企業紹介のプレゼンも要所要所に孔子の言葉を引用しております。

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↑敷地内には農場があります

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↑なお、ここでは菜食主義を通しているようです

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↑農場にも教えが

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↑建屋入り口に早速孔子

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↑大会議室にも

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↑プレゼンでも

2) Xi'an Jiaotong - Liverpool University 西安交通-リバプール大学

午後はこちらで特別講義を受けました。

西安交通-リバプール大学は、その名の通り中国の超名門・西安交通大学とイギリス・リバプール大学とのジョイントベンチャーで、2006年に設立された新しい大学です。MBAに至ってはまだ設立から2年という非常に新しい過程です。ただ中国政府のサポートは非常に厚いようで、設備に関してはこれまで見てきた中国のどの大学よりも斬新なデザインかつ機能を有していました。

ここでは戦略の講義を担当している教授によるレクチャーを受けたのですが、私がこれまで受けてきた戦略の授業とは違った視点を提供してくれて、非常に面白かったです。

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ユニークな校舎。こちらが経営系科目を教える校舎です

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↑これでリバプールと読むそうです

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ユニークなイタリア人教授でした