中国MBAに挑戦した夫婦のその後(仮)

北京大学MBAを修了したサラリーマンのその後や関心を持つようになった中国ビジネスに関する情報について、気ままに記録していきます。

マーケティングFinal Presentation

本日もログイントラブルに見舞われ、少し遅れての更新となりました。

昨日、以前の記事で紹介したマーケティングプロジェクトのプレゼンテーションが終了しました。

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結果から申し上げますと、、、周囲の評価やチームメンバーの満足度はかなり高いようですが、講師の評価はまずまず(どのチームもそうですが)、および私の評価は「うーん。。。」というところです。

評価の差がでた原因について、探ってみたいと思います。

1) プレゼンテーション

私と韓国人を除く4人のチームメンバー(ドイツ人、リベリア人、中国人x2)はクラスの中でも英語ができる方なので、学生は話を聞きやすかった、というのがあると思います。

英語力に余裕がある分、話の強弱をつけるところまで気が回るのが良かったのかもしれません。

2) ストーリー

私(および講師)の評価はここがいまいちです。

このチームは、マーケティングの授業が始まってからドイツ人にイニシアチブを取らせてきて、これまでは(多少のトラブルがありながら)比較的うまくやって来れたのですが、最後の最後にそれが裏目にでた感じです。

前回記事にした通り、我々は「MBAビルの地下にあるカフェ兼キオスク」を対象としたマーケティングをすることにしたのですが、彼(ドイツ人)はプロジェクト目標をはっきりと定めないまま各種リサーチ(カスタマーニーズ調査など)を行ったこと、また上がってきたデータも掘り下げればそれなりに使えそうなものであったにも関わらず表面だけを捉えた「なんちゃって分析」になっていたことがストーリーの出来を甘くした原因だと考えています。「解決すべき課題」について的を絞らず広く取りすぎたため、解決策がぼんやりしてしまったのが原因だと考えています。

正直、最初のプロジェクト目標をはっきりさせないままスタートさせてしまったことが本当の原因なのですが、それを止めようとした私が強く主張できなかったことが今回の反省点です。

3) プレゼンテーション資料

ストーリーがいまいちにも関わらず、(私にとっては無駄な)アニメーションや色へのこだわりに気を遣いすぎていました。さらに誤字・脱字、配置が整っていない、図形と文字が重なっているなどよりクリティカルな部分のミスが目立ちました。

これも私は気づいていながら、「早く帰りたい」という空気を出しているメンバーの心理を読みすぎて指摘を怠ってしまった為です。

その一方で、学生やメンバーの評価は高く、理由は他のチームの資料の作り込みが決してうまくないことと、ここの学生は派手なアニメーションを好む傾向にあることです(そういう意味ではマーケティングができているのかもしれませんが)。ただ、講師に取ってはアニメーションはほとんど関係ないでしょう。

他の講義の資料を作りながらとは言え、3週間ありながらこの程度で終わってしまったのはかなり残念だと思っています(正直、1週間で作った別のプレゼンの方が私個人、講師の満足度の高いものに仕上がりました)。

「だめなものはだめだ」と主張し続けなければならないことを改めて実感する良い機会でした。

このビッグプレゼンテーションが終了し、本セメスターも終盤を迎えつつあり、そろそろ(世界で一番長い)ウィンターブレイクの準備に取りかかろう、という段階に入っています。